2011年10月8日

韻律詩篇16

詩篇16 に基づく韻律詩―讃美歌(1954年版)14番の旋律で。


1.(かみ)よ、われをば (まも)りたまえ
(いま)()もとに ()たらば
(きみ)こそわが(しゅ) わがよろこび
主よ、主のほかに (さち)はあらじ

2.()()(とも)よ、(きよ)()らよ
主のほか(たれ)ぞ (いた)みを()る?
()神々(かみがみ)に? ()女神(めがみ)に?
(とうと)()らよ、主のみ(あお)がん

3.主はわが嗣業(ゆずり)、わが(さかずき)
君ぞ(にぎ)れり わが(さだめ)
わがため()つる (はか)(なわ)
()すは(うるわ)し 御国(みくに)(ぶん)

4.われ(たた(と))う 主を、(とこ)しなえに
()ごと(あさ)ごと その(さと)しに
心臓(こころ) (よろこ)び 肝臓(はら)(おど)
(からだ)(やす)し (われ)()るがじ

5.われ主を(まえ)に (つね)(あゆ)まん
わが(みぎ)()に 神(いま)さば
(うるわ)し (たの)し (いのち)(みち)
()らしめたもう 主よ、君こそ

6.わが(たま)陰府(よみ)に ()ておかれじ
君は愛児(まなご)に (はか)()せじ
()てる(よろこ)び 命の道
永遠(とこしえ)にあり 前に、右に

© 2011 Schu-hey

Text; 詩篇16(MT/ヘブライ語)からの翻案詞 S.O. 26.05.2011
Melodie; nach Bartholomäus Gesius, 1605 (Michael Praetorius 1610)
『讃美歌』(1954)14番,『ドイツ語圏スイス福音主義・改革教会讃美歌集/RG』(1998)11


http://www.youtube.com/watch?v=7wryFOE1Sh4

2011年10月7日

ottos mops オットのモップ犬 (博多弁訳!)

Eine Freundin hat mir ein lustiges Werk aus der experimentellen Lyrik gezeigt.
Ernst Jandls "ottos mops".
Achtung: Ist vielleicht nicht so appetitlich.
Sie hat vorgesorgt und mir dieses Werk erst nach dem Essen gezeigt. 

昨日友人が面白い詩を教えてくれました。
エルンスト・ヤンドルの「オットのモップ犬」です。
ちょっと食欲をそぐかもしれませんので注意してください。友人はそれを配慮して食後に教えてくれました。

 

ottos mops

ottos mops trotzt
otto: fort mops fort
ottos mops hopst fort
otto: soso

otto holt koks
otto holt obst
otto horcht
otto: mops mops
otto hofft

ottos mops klopft
otto: komm mops komm
ottos mops kommt
ottos mops kotzt
otto: ogottogott

Nun probiere ich eine Übersetzung in Hakata-ben, einem Dialekt aus Fukuoka.

ここで、福岡の方言、博多弁に訳してみました。


オットのモップ犬

オットのモップ犬 しゃあしかけん
オット:もうよか モップ いきんしゃい
オットのモップ犬 ケン パッパ    
オット:どげんもこげんもなか・・

オットのたばこ*ば ふかしよる     *原文では「コカイン」
オットのたら芋**ば ふかしよる     **原文では「果物を手にする」 
オット:おらんね             
オット:おらんとや モップ おらんとや
オット:どこほっつき歩いとうとかいな

オットのモップ犬 トコトコと 
オット:きんしゃい モップ はよきんしゃい
オットのモップ犬 きたばってん
オットのモップ犬 はきよった
オット:おっとっとっと

Verstehen Sie
わかりますか?

http://de.wikipedia.org/wiki/Ernst_Jandl

オットのモップ犬(改訳2010年9月7日)

オットのモップ犬 しゃあしかけん
オット「いきんしゃい モップ いきんしゃい」
オットのモップ ケン パッパ
オット「どげんもこげんもなかったい」

オットのたばこ*ば ふかしよる
オットのたら芋ば ふかしよる**
オット「おらんとや?」
オット「モップ モップ」
オットのあわておらびよる

オットのモップ犬 トットコと
オット「きんしゃい モップ はよきんしゃい」
オットのモップの きたばってん
オットのモップの はきよった
オット「おっとっとっと」


*試訳ですので、訳の転載はご遠慮ください。

2011年10月6日

映画 「私の父の家には住處(すみか)おほし」 Der Film "In Haus meines Vaters sind viele Wohnungen"

Vor einigen Tagen habe ich einen Flim in der Unterrichtsstunde der Uni gesehen;"Im Haus meines Vaters sind viele Wohnungen", der das Zusammenleben und das gespannte Verhältnis der sechs christlichen Konfessionendie sich die Grabeskirche in Jerusalem als Sitz oder gemeinsame "Wohnung" teilendokumentiert.

Der Titel stammt aus einem Wort Jesu über die versprochenen "Wohnungen" im Himmelreich Gottes (NT John 14.2) , das im Kontext der sogennanten "Predigt des Abschiedes" überliefert wurde.

Hier mag das Wort mindestens als Titel des Dokumentarfilms in dieser besonderen sichtbaren Situation der "heiligen Stadt" nicht nur als ein hoffnungsvolles Wort für Gläubige, sondern auch als eine ironische Stimme der Realität des Bruderzwist gedeutet werden. 


先日、大学の授業で『私の父の家には住處おほし』という映画を見ました。エルサレムの聖墳墓教会を共有の「座」あるいは「住まい」として分かち合う六つのキリスト教教派の共生と緊張についてのドキュメンタリーです。

表題は、いわゆる「告別の説教」の文脈で伝えられた、神の国における約束の「住まい」についてのイエスの言葉から取られています(新約聖書ヨハネによる福音書14章2節)。

が、実際の「聖都」の目に見えて特異な現状を記録した映画の表題としては、この言葉は、信仰者のための希望の言葉というだけでなく、兄弟喧嘩の現実の皮肉な声としても響いてくるようです。

 

(Der Trailer / Hier schreibe ich den Text des Narrators als meine Hörübung nieder.)

"Was haben äthiopische-, armenische-, griechische-, koptische-, katholische- und syrische Christen gemeinsam
Dieheiligsten Orte ihrer Glaubensrichtungen befinden sich alle unter ein und dem selben Dach
---und manche sind sogarknapp darüber.--Die Grabeskirche in Jerusalem
Sechs KonfessionenDer heiligste Ort der Christen.Und denSchlüssel hat der Moslim (, damit es zu keinem Streit kommt)." 

(映画予告動画/ドイツ語の練習のためにナレーターの台詞を書き出し訳してみました。)

「エチオピア(正)教会、アルメニア(使徒)教会、ギリシャ(正)教会、

コプト(正)教会、カトリック教会およびシリア(正)教会が、共有しているものとは?
・・すべての教派の信仰信条にあって最も聖なる場所がまさに同じ屋根の下にある。
しばしば、そこはかなり窮屈ですらあるのだ。
 エルサレム、聖墳墓教会。
 六つもの教派。
 キリスト教徒の崇高なる聖所。
だが、(この教会の入口の戸の)鍵は、イスラム教徒の管理にゆだねられている
(キリスト教教派間で争いが起こらないように)」

直訳ヘブライ詩篇116


1. 愛してきた
   実に が聴いてくださるから わたしの呼び声、わたしの嘆願を
2.    実に 彼が耳を傾けてくださったから その(両)耳を わたしに対して
  さあ、わが日数のかぎり わたしは呼ぼう

3.   わたしを取り巻いた 死の綱(の数々)が。
   陰府の苦悩(の数々)が わたしに達する。
   苦悩と悲嘆に わたしは達する。
4.   さあ、の御名を わたしは呼ぼう
   ―ああ よ、助けてください わが魂を!

5.   憐れみ深い 
     
       そして義しい
     われらの神は
   情け深い

6.   無知なものを護っておられる
   わたしは低くされたが、彼がわたしを救ってくださる。
7.   かえれ わが魂よ!お前の憩いに。
   実に 報いてくださったから お前に。
8.     実に あなたが引き出してくださった
     わが魂を 死から
     わが目を 涙から
     わが足を 躓きから
9.  わたしは歩もう の面前を 生ける者らの地にあるかぎり。

10.   信じてきた
    実に わたしは語ろう
     ―わたしは はなはだ卑しくかがみ込んできました
11.   実に わたしは言った
     ―あらゆる人が偽っているのです。

12. 何をおかえししよう に対して
   そのあらゆる報い わが上に。

13.  救いの杯を わたしは上げよう
  さあ、の御名を わたしは呼ぼう
14. わたしの誓いを に対して わたしは果たそう
  ああ、あらゆる彼の民にたいして(その)前で。

15. (たっと)い、の目に 彼の慈しみに信実な者らの死は。
16. ああ、
   実に わたしこそ あなたの僕
      わたしこそ あなたの僕
            あなたのはしための子
  あなたが解いてくださった わたしの(両の)足枷を。

17. あなたに対して わたしは捧げよう 感謝の犠牲を。
  さあ、の御名を わたしは呼ぼう
18. わたしの誓いをに対して わたしは果たそう
  ああ、あらゆる彼の民に対して(その)前で。

19. 主の家の大庭で
  エルサレムの真中で
  とこしえまで
ほめよ・を(ハレル・ヤー)!


© 2009 Schu-hey